緑茶生産者の一年

茶の生産者は、どのようにして茶を育てているんでしょうか。
緑茶の生産者は、少しでも良いお茶ができるようにがんばっています。

最初は、茶を植えなければなりませんが、お茶は、多年生の植物で、一年生の米のように簡単にはい行きません。

茶はどうやって育てるか。

まず、苗木を育てます。これは、自分でやることもできますが、苗木を専門に育てている人もいます。
苗木ができると、それを実際の茶畑に植えます(定植という)。それを手塩にかけて育てます。
一人前の茶園にするまでには、早くても6〜8年かかります。

1) 苗木を育てる
(2〜3年)
2) 苗木を定植する 3) 大きくなるまで
3〜6年茶園の形を整えながら育てる。
   

これで大体一人前の茶園になる。
あとは、仕事がしやすいように形を整えながら、収穫します。
茶の木の寿命は結構長くて100年以上のものもありますが、収量などが少なくなるので途中で植え替えます。

1年間の仕事

時期 内容
茶園の整備などをする
3月 防除や春番茶を刈り取って新芽がそろって出るようにきれいにする。
肥料をやる。 苗を植える場合はこのころに植える。
4月 防除や霜よけのために扇風機をまわしたり、早いところではかぶせ茶にするため黒い覆いをかけたりする。
5月 かぶせ茶にするため黒い覆いをかけたり、1番茶の刈りとりをする。
刈り取った葉は、すぐに製茶工場にはこばれ荒茶に加工されてから茶農協などを通して売られる。

   

6月 肥料をおいたり防除をしたりする。
7月 2番茶を刈りとり製茶工場で加工してから売る。
8月 肥料をおいたり防除をしたりする。
9月 肥料をおいたり防除をしたりする。
10月 秋番茶を刈りとり製茶工場で加工してから売る。中には製茶しないで刈り捨ててしまう場合もある。
肥料をおいたり土を耕したり消毒(防除)をしたりする。

どうして肥料をおくのか
お茶は、葉を収穫します。ですから、葉を構成する成分が多く消費されることになります。
すなわち、窒素成分の多い肥料をやることになります。
しかし、窒素肥料が、全部茶に吸収されることなく流失することが最近問題となっています。
そこで、むやみに肥料をおくのではなく、計画的、かつ土壌の状況を把握した施肥の研究が進められています。

どうして防除が必要か
茶も、他の植物と同様病気になったり、葉を食べられたりします。
病気になった場合は、薬で治療します。
また、虫が発生しても薬をまいて虫を減らします。
一概に、防除といっても上のように目的が違う場合でも、同じように受け止められていますがその辺は、もう少し理解を深めていただく必用があります。
当然、どちらにしても薬品を散布するには違いがありませんから、生産者は、県や市の指導機関が行う予察(調査や予報)の情報をもとに、過剰な散布をしないようにしています。

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